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骨折による筋力低下及び寝たきりのリスク

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骨折による筋力低下及び寝たきりのリスク

骨折による筋力低下及び寝たきりのリスク

2026/06/02

骨折による筋力低下及び寝たきりのリスク

 

監修・著者
パーソナルジム心斎橋 理学療法士 志戸岡 大起
https://personalgymshinsaibashi.jp/

 

前回記事:骨密度とウエイトトレーニングの関係

 

こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️

「骨折してから急に歩けなくなった」

「入院後に足腰が弱ってしまった」

 

このような話を聞いたことはありませんか?

 

実は骨折そのものよりも怖いのが、その後に起こる筋力低下です。

 

特に高齢者の場合、骨折をきっかけに活動量が大きく減少し、その結果として寝たきりへ進行してしまうケースも少なくありません。

 

骨は治ったのに以前のように歩けない。

この状態は医療現場でも非常に多く見られます。

 

今回は理学療法士の視点から、骨折による筋力低下と寝たきりリスクについてエビデンスをもとに解説していきます。

 

 

⭐️まず知っていただきたいのは、人間の筋肉は想像以上に早く衰えるということです。

 

骨折によって安静期間が長くなると、筋肉は使われなくなります。

 

すると身体は「この筋肉は必要ない」と判断し、少しずつ筋肉量を減らしていきます。

 

特に脚の筋肉は活動量の影響を強く受けるため、短期間でも大きく低下することがあります。

 

研究では、わずか数日から数週間の不活動でも筋肉量や筋力が低下することが報告されています。

 

そのため骨折後にベッド上で過ごす時間が長くなると、骨の回復以上に筋力低下が問題になるのです。

 

例えば太ももの前側にある大腿四頭筋は、歩行や立ち上がり動作に重要な筋肉です。

 

しかし入院や安静によって筋力が低下すると、椅子から立つだけでも大きな負担になります。

 

すると活動量がさらに減少し、筋力低下が加速していきます。

 

この流れは「廃用症候群」と呼ばれています。

 

身体を使わないことで機能が落ちていく状態であり、医療現場では非常に重要な問題です。

⭐️さらに問題なのは、筋力低下によって転倒リスクが高まることです。

 

骨折によって筋肉が弱くなると身体を支える力が低下します。

 

するとバランス能力も落ちやすくなり、再び転倒する危険性が高くなります。

 

特に大腿骨近位部骨折は高齢者に多く、骨折後に歩行能力が低下するケースが少なくありません。

 

実際に骨折後は以前と同じレベルまで身体機能が回復しない方も存在します。

 

つまり骨折は単なるケガではなく、その後の生活を大きく変える出来事になり得るのです。

 

また寝たきりのリスクは筋力低下だけではありません。

活動量が減ることで心肺機能も低下します。

 

 

⭐️さらに長期間ベッド上で過ごすと関節が硬くなりやすくなります。

 

すると歩こうとしても身体が思うように動かなくなります。

 

身体機能はそれぞれが連動しているため、一つの機能低下が次の問題を引き起こしてしまうのです。

 

そのため骨折後はできるだけ早い段階からリハビリを行うことが重要になります。

 

最近のリハビリ医療では「早期離床」が非常に重視されています。

 

早期離床とは、可能な範囲で早く身体を動かし始めることです。

 

もちろん骨折部位の状態を確認しながら進める必要がありますが、適切な管理のもとで身体を動かすことは筋力低下予防に有効とされています。

⭐️さらに高齢者の場合はサルコペニアとの関係も見逃せません。

 

サルコペニアとは加齢による筋肉量や筋力の低下を指します。

 

もともと筋肉量が少ない状態で骨折すると、筋力低下の影響がさらに大きくなります。

 

若い頃であれば回復できる負荷でも、高齢者では大きな機能低下につながることがあります。

 

そのため普段から筋肉を維持しておくことが非常に重要です。

 

筋肉は転倒予防だけでなく、骨折後の回復力にも関わっています。

 

実際に筋力が高い方ほど歩行能力や日常生活動作を維持しやすいことが分かっています。

 

つまり筋トレは見た目のためだけではありません。

将来の寝たきり予防という意味でも大きな価値があります。

 

 

⭐️特にスクワットや立ち上がり練習は下肢筋力維持に有効です。

 

またウォーキングだけでは十分に筋力維持できないケースもあるため、適切な負荷をかけた筋力トレーニングが重要になります。

 

医療現場でも退院後に活動量が減少し、再び身体機能が低下してしまうケースを多く経験します。

 

だからこそ退院後も継続して運動できる環境作りが必要なのです。

⭐️骨折は誰にでも起こる可能性があります。

 

しかし骨折後の未来は、その後の行動によって大きく変わります。

 

安静にし過ぎることで筋力低下が進行し、活動量が減り、寝たきりへ近づいてしまうことがあります。

 

一方で適切なリハビリや筋力トレーニングを継続できれば、再び元気に歩ける可能性も十分あります。

 

骨折後に本当に守るべきなのは骨だけではありません。

筋肉を守ることが、その後の人生を守ることにつながるのです。

 

 

◆パーソナルジム心斎橋からのご案内

パーソナルジム心斎橋では、理学療法士資格を持つトレーナーが身体機能を評価しながら、安全な筋力トレーニングや運動療法をご提案しております。

 

骨折後の運動再開や、筋力低下予防、転倒予防、健康寿命延伸を目的としたサポートも行っております。

 

「退院後の運動が不安」

「最近足腰が弱くなった気がする」

「将来の寝たきりを予防したい」

 

そのようなお悩みがある方はぜひ一度ご相談ください☺️

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