脊椎疾患術後の運動療法
2026/05/29
脊椎疾患術後の運動療法
監修・著者
パーソナルジム心斎橋 理学療法士 志戸岡 大起
パーソナルジム心斎橋
前回記事:重症筋無力症に対する維持期の運動療法
こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️
脊椎疾患の手術を受けた後、多くの方が不安になることがあります。
それが「どこまで動いていいのか」という問題です。
動いたら悪化しそう。
手術したのだから安静が必要。
そう考える方は非常に多いです。
しかし近年では、術後に適切な運動療法を行う重要性が強く注目されています。
もちろん術式や病態によって注意点は異なります。
しかし過度な安静は逆に回復を遅らせる可能性があるのです。
今回は脊椎疾患術後における運動療法の重要性について解説していきます。
なぜ運動が必要なのかを見ていきましょう。
⭐️まず脊椎手術後は筋力低下が起こりやすくなります。
術後は活動量が減少しやすいためです。
特に体幹や下肢筋力は低下しやすいと言われています。
さらに痛みへの不安から身体を動かさなくなるケースも少なくありません。
すると筋肉量が低下します。
姿勢保持能力も落ちます。
結果として腰痛や歩行能力低下へ繋がる場合があります。
つまり手術だけで全てが解決するわけではないのです。
近年のガイドラインでも、脊椎術後の理学療法は痛みやADL改善へ有用とされています。
特に術後3か月前後の運動療法の重要性が示されています。
⭐️また脊椎術後の運動療法では体幹機能改善が非常に重要になります。
脊椎は骨だけでは安定していません。
腹筋や背筋などの筋肉によって支えられています。
そのため筋肉が弱くなると脊椎への負担が増加しやすくなります。
特にインナーマッスル機能低下は姿勢不安定性にも関係します。
その結果、慢性的な痛みへ繋がることもあります。
そのため術後リハビリでは、体幹安定化エクササイズが行われることがあります。
近年ではコアトレーニングの有効性も注目されています。
さらに歩行練習や有酸素運動も重要です。
脊椎疾患術後では歩行耐久性低下が起こる場合があります。
歩かなくなることで体力が低下します。
すると日常生活活動も制限されやすくなります。
そのためウォーキングや自転車運動などを段階的に行うことがあります。
運動習慣を再獲得することが大切なのです。
実際に腰部脊柱管狭窄症では、専門家による運動療法がQOL改善や身体機能改善へ有効と報告されています。
⭐️また最近では、術後早期からの適切な運動介入も注目されています。
以前は長期間安静が一般的でした。
しかし現在では、早期離床や早期運動によって回復促進が期待されています。
もちろん病態に応じた安全管理は必要です。
腰椎椎間板ヘルニア術後研究では、術後早期からの段階的運動療法によって機能改善が期待できることが報告されています。
ここで重要なのは無理をしないことです。
痛みを我慢して限界まで動く必要はありません。
しかし全く動かないことも問題です。
適切な刺激が身体機能維持には必要なのです。
また脊椎疾患術後では自己流運動が不安になる方もいます。
フォーム不良や過負荷が症状悪化へ繋がる場合もあるためです。
そのため専門家の指導下で行うことが重要になります。
特に術後初期は安全管理が大切です。
近年では、監視下での運動療法が自主トレーニング単独より有効な可能性も報告されています。
継続率やフォーム管理にもメリットがあるためです。
脊椎疾患術後リハビリの目的は筋トレ大会ではありません。
痛みを減らし、再び日常生活を快適に送ることです。
歩けるようになる。
長時間座れるようになる。
趣味を再開する。
こうした積み重ねが生活の質を大きく変えていきます。
手術はゴールではありません。
その後の運動療法まで含めて、本当の回復なのです。
◆パーソナルジム心斎橋からのご案内
パーソナルジム心斎橋では、脊椎疾患術後の身体機能改善を目的とした運動サポートも行っています。
筋力維持、体幹機能改善、歩行能力向上まで含めて、一人ひとりの状態に合わせた運動指導を大切にしています。
術後の体力低下が気になる方や、安心して運動を再開したい方も、ぜひ一度ご相談ください☺️
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