肉離れの正しい対処法
2026/04/25
肉離れの正しい対処法|やってはいけない初期対応と最短復帰のリハビリ戦略
監修・著者
https://personalgymshinsaibashi.jp/
前回記事:肩のインピンジメントとは?
こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️
「急に走った瞬間、ブチッときた」
「ふくらはぎやもも裏に強い痛みが走った」
このような経験がある方は、それは高確率で肉離れ(筋損傷)です。
スポーツ現場だけでなく、日常生活でも起こる非常に多いケガですが、実はこの肉離れ、初期対応でその後の回復スピードが大きく変わるのが特徴です。
間違った対応をすると、治るまで長引くだけでなく、再発リスクも大きく上がります。
今回は理学療法士の視点から、肉離れの正しい対処法と、やってはいけないNG行動、そして最短復帰のリハビリ戦略をエビデンスベースで解説していきます。
⭐️まず肉離れとは何か?
肉離れは、筋肉が急激に引き伸ばされたり、強い収縮が起きた際に、筋線維の一部または全部が損傷する状態です。
特に起こりやすい部位は、
・ハムストリングス(もも裏)
・腓腹筋(ふくらはぎ)
・大腿四頭筋(もも前)
など、瞬発的な動きに関わる筋肉です。
損傷の程度は大きく3つに分かれます。
軽度:微細な損傷(違和感程度)
中等度:部分断裂(歩行困難)
重度:完全断裂(強い痛みと機能喪失)
この見極めも非常に重要です。
⭐️最も重要な「受傷直後の対応」
ここでよく知られているのが「RICE処置」です。
・Rest(安静)
・Ice(冷却)
・Compression(圧迫)
・Elevation(挙上)
この考え方は現在でも基本になりますが、近年ではさらにアップデートされています。
それが「POLICE」という概念です。
・Protection(保護)
・Optimal Loading(適切な負荷)
・Ice(冷却)
・Compression(圧迫)
・Elevation(挙上)
ここで特に重要なのが、“完全安静ではなく、適切な負荷を早期から入れる”という点です。
昔は「とにかく安静」が主流でしたが、現在では、
・過度な安静 → 回復遅延
・適度な刺激 → 組織修復促進
ということが分かっています。
ただしここで注意。「痛みを我慢して動く」のは完全にNGです。
あくまで、痛みが出ない範囲での軽い動きこれがポイントです。
⭐️次にやってはいけないこと
これはかなり重要です。
①「無理にストレッチすること」
痛めた直後に伸ばすと、損傷が広がる可能性があります。
これは現場でも非常によく見られるミスです。
②「すぐに温めること」
受傷直後は炎症が起きているため、温めると出血や腫れが悪化します。
③「痛みが引いたからすぐ復帰」
これは再発の典型パターンです。
筋肉は痛みが引いても、組織として完全に回復しているとは限りません。
⭐️「回復期のリハビリ」
肉離れの回復は、大きく3段階に分かれます。
①炎症期(受傷〜数日)
②修復期(数日〜数週間)
③再構築期(数週間〜)
それぞれでやるべきことが変わります。
炎症期では、
・安静+軽い可動域運動
・アイシング
・圧迫
これを中心に行います。
修復期では、
・軽い筋収縮(アイソメトリック)
・可動域の回復
・痛みのない範囲での動作
この段階で、筋肉に「使っていいよ」という刺激を入れていきます。
再構築期では、
・筋力トレーニング
・ストレッチ
・動作トレーニング
ここで初めてしっかり負荷を上げていきます。
⭐️重要なのが「再発予防」
肉離れは非常に再発率が高いケガです。
その原因は、
・柔軟性不足
・筋力不足
・左右差
・ウォームアップ不足
などです。
特にハムストリングスの肉離れでは、エキセントリックトレーニング(伸ばしながら力を出す)が有効とされています。
例えばノルディックハムストリングなどが代表的です。
⭐️伝えたいこと
肉離れは、
・初期対応で差が出る
・段階的に回復させる
・正しくリハビリすれば再発は防げる
という特徴があります。
逆に言えば、自己流で対応すると長引くリスクが非常に高いケガです。
⭐️まとめ
・肉離れは筋線維の損傷
・損傷レベルに応じて対応が必要
・初期対応はRICEではなくPOLICEが重要
・完全安静ではなく適切な負荷を入れる
・無理なストレッチや温めはNG
・回復は炎症期・修復期・再構築期で進む
・再発予防には筋力と柔軟性の改善が必要
◆ パーソナルジム心斎橋からのご提案
「ケガしてからどうしていいか分からない」
「早く復帰したい」
そんな方は、自己判断ではなく専門的な評価が必要です。
パーソナルジム心斎橋では、理学療法士としての知識をもとに、ケガの回復から再発予防までトータルでサポートしています。
無理に動くのではなく、正しく治して、強くなる身体を作りましょう!☺️
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