肩のインピンジメントとは?
2026/04/24
肩のインピンジメントとは?腕を上げると痛い原因と正しいリハビリ戦略
監修・著者
https://personalgymshinsaibashi.jp/
前回記事:慢性炎症が身体を壊す
こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️
「腕を上げると肩が痛い」
「トレーニング中に引っかかる感じがする」
「肩の前や横がズキッとする」
こういった症状がある場合、疑うべき代表的な状態が、肩のインピンジメント(Shoulder Impingement)です。
これは筋トレをしている方だけでなく、デスクワークの方や日常生活でも非常に多く見られる障害です。
そして厄介なのは、「放っておくと悪化しやすい」という点です。
今回は、インピンジメントの正体・原因・改善方法を、エビデンスベースで解説していきます。
⭐️「インピンジメント」とは何か
直訳すると「衝突」や「挟み込み」という意味です。
肩関節においては、腕を上げるときに
・上腕骨
・肩峰(肩の屋根のような骨)
・腱板(ローテーターカフ)
・滑液包
これらの組織が狭いスペースで接触し、挟み込まれて炎症や痛みを起こす状態を指します。
特に多いのが「肩峰下インピンジメント」と呼ばれるタイプです。
⭐️なぜこのような状態が起こる?
原因は一つではありませんが、主に「機能的な問題」が関与しています。
まず重要なのが「肩甲骨の動き」です。
肩は単独で動いているわけではなく、肩甲骨と上腕骨が連動して動く「肩甲上腕リズム」が存在します。
通常、腕を上げるときには、
・上腕骨が動く
・同時に肩甲骨が上方回旋する
この2つが協調して動きます。
しかし、肩甲骨の動きが悪いとどうなるか。
上腕骨だけが動いてしまい、結果として関節内のスペースが狭くなり、挟み込みが起こるのです。
⭐️筋バランス
肩関節は非常に可動域が広い分、安定性を筋肉に依存しています。
特に重要なのが、
・ローテーターカフ(腱板)
・僧帽筋下部
・前鋸筋
これらの筋肉です。
これらが弱くなると、上腕骨が上方にズレやすくなり、
インピンジメントを引き起こします。
一方で、
・三角筋ばかり使っている
・胸の筋肉が硬い
といった状態では、さらにバランスが崩れます。
つまりインピンジメントは、筋力不足ではなく「筋バランスの崩れ」が本質です。
⭐️見逃せないのが「姿勢」
特に現代人に多いのが、
・猫背
・巻き肩
・頭部前方位
こういった姿勢です。
この状態では、肩甲骨が前方・外側に引っ張られ、結果として肩のスペースが狭くなります。
つまり日常生活の姿勢そのものが、インピンジメントを引き起こす土台になっているのです。
⭐️どのように改善していく?
ここが一番重要です。
インピンジメントの改善は、単純に「休む」だけでは不十分です。
むしろ、正しく動かせる状態を作ることが本質です。
⭐️まず最初に行うべきは「負荷の調整」です。
痛みが出る動作(特にオーバーヘッド動作)は一時的に制限し、炎症を落ち着かせます。
ただし完全に動かさないのは逆効果です。
軽い可動域での運動は維持する必要があります。
⭐️次に行うべきは「可動域改善」です。
特に重要なのが、
・胸椎の伸展
・肩甲骨の可動性
ここが硬いと、いくら筋トレしても改善しません。
ストレッチやモビリティエクササイズで、
動ける状態を作ることが最優先です。
⭐️そして最も重要なのが「筋機能の再教育」です。
具体的には、
・ローテーターカフの活性化
・前鋸筋の強化
・僧帽筋下部のトレーニング
これらを行うことで、肩の正しい動きを取り戻していきます。
ここを飛ばして、いきなりベンチプレスやショルダープレスに戻ると、再発リスクが非常に高くなります。
⭐️筋トレとの関係
インピンジメントは「筋トレが原因」と思われがちですが、実際には違います。
正しくないフォーム・バランスのまま行う筋トレが問題です。
逆に言えば、
・正しいフォーム
・適切な負荷
・バランスの取れたトレーニング
これができれば、筋トレは予防にも改善にもなります。
⭐️最後に一番伝えたいこと。
肩のインピンジメントは、
・放置すれば悪化する
・正しく対処すれば改善する
非常に“分かりやすい障害”です。
そして多くの場合、手術ではなく、リハビリと運動で改善可能です。
痛みが出てから対処するのではなく、普段の姿勢・動き・トレーニングを見直すこと。
これが一番の予防であり、最短の改善ルートです。
⭐️まとめ
・インピンジメントは肩の挟み込みによる痛み
・肩甲骨の動きの低下が大きな原因
・筋バランスの崩れが関与する
・姿勢の悪さも発症要因になる
・単なる安静では改善しない
・可動域と筋機能の改善が重要
・正しい筋トレは予防と改善に有効
◆ パーソナルジム心斎橋からのご提案
「肩が痛いけどどうすればいいか分からない」
「トレーニングを続けたいけど不安」
そんな方は、自己判断で続けるのは危険です。
パーソナルジム心斎橋では、理学療法士としての視点から、痛みの原因を分析し、最適なリハビリとトレーニングをご提案します。
痛みを我慢するのではなく、正しく動ける身体を取り戻しましょう!☺️
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