慢性炎症が身体を壊す
2026/04/23
慢性炎症が身体を壊す|気づかないうちに進む“静かな炎症”とリハビリ・筋トレの重要性
監修・著者
https://personalgymshinsaibashi.jp/
前回記事:健康寿命とは?
こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️
「炎症」と聞くと、多くの方はケガや風邪をイメージすると思います。
例えば、足を捻ったときに腫れる、喉が痛くなる、熱が出る。こういった反応はすべて「急性炎症」です。
しかし、今回のテーマはそれとは全く別物です。
慢性炎症(chronic inflammation)これは痛みも熱もほとんど感じないまま、長期間にわたって体内でじわじわと続く炎症のことを指します。
そしてこの慢性炎症こそが、現代人の多くの病気の“根本原因”になっていると考えられています。
まず結論からお伝えすると、慢性炎症は、身体を内側から老化させる最大の要因の一つです。
実際に慢性炎症は、
・糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中
・がん・認知症
といった、いわゆる生活習慣病のほぼすべてに関与しています。
これは単なる関連ではなく、「炎症が病気を進行させる」というメカニズムが数多くの研究で示されています。
⭐️なぜ慢性炎症が起こるのか??
主な原因は非常にシンプルです。
・運動不足
・過剰な脂肪(特に内臓脂肪)
・睡眠不足
・ストレス
・加工食品中心の食事
つまり、現代の生活そのものが、炎症を引き起こす環境になっているということです。
特に重要なのが「脂肪組織」です。
脂肪は単なるエネルギーの貯蔵庫ではなく、実は炎症性サイトカインを分泌する内分泌器官です。
脂肪が増えると、TNF-α・IL-6・CRPといった炎症性物質が慢性的に分泌され、体内は常に軽い炎症状態になります。
⭐️慢性炎症が厄介なのは、自覚症状がない
例えば、動脈硬化は何年もかけてゆっくり進行します。
血管の内側で炎症が起こり、徐々に血管が硬く、狭くなっていきます。
気づいたときには、心筋梗塞・脳卒中といった重大なイベントとして現れます。
つまり慢性炎症は、静かに進行し、ある日突然表面化するという特徴を持っています。
⭐️慢性炎症は筋肉にも影響を与える
炎症性サイトカインは筋タンパク分解を促進し、筋肉量を減少させます。
これが進行すると、いわゆるサルコペニア(加齢性筋肉減少)につながります。
筋肉が減るとどうなるか。
・基礎代謝が低下する
・転倒リスクが増える
・活動量が減る
そして活動量が減ることで、さらに炎症が進む。
このように、
慢性炎症 → 筋肉減少 → 活動低下 → さらに炎症
という“負のループ”が形成されます。
⭐️この慢性炎症をどうすれば止められる?
ここで重要になるのが、「運動」、特に筋トレです。
筋肉は収縮することで「マイオカイン」と呼ばれる抗炎症作用を持つ物質を分泌します。
これにより、炎症性サイトカインの働きを抑制し、体内の炎症バランスを整えることができます。
例えば、運動によって分泌されるIL-6は、急性の抗炎症作用を持ち、TNF-αの産生を抑える働きがあると報告されています。
つまり筋トレは、体内の炎症を抑える“天然の抗炎症薬”のような役割を持っているのです。
⭐️運動は、脂肪を減少させる効果もある
特に内臓脂肪は運動によって減少しやすく、これにより炎症性物質の分泌自体を減らすことができます。
つまり筋トレは、
・炎症を抑える
・炎症の原因を減らす
という二重の効果を持っています。
⭐️リハビリテーション
多くの方が「リハビリ=ケガをした後にするもの」と考えていますが、本来リハビリは、機能を維持し、低下を防ぐための予防医療です。
慢性炎症によって身体機能が低下してからでは、回復には時間がかかります。
しかし、炎症が進む前に介入すれば、その進行を大きく抑えることができます。
特に重要なのが、
・関節の可動域維持
・筋力維持
・姿勢改善
これらはすべて、炎症による機能低下を防ぐ要素です。
最後にお伝えしたいこと。
慢性炎症は、目に見えません。痛みもありません。
しかし確実に、身体の中で進行しています。
そしてその結果が、病気・老化・機能低下として現れます。
だからこそ重要なのは、症状が出る前に動くことです。
筋トレや運動は、単なる体作りではありません。
それは、未来の自分を守る“投資”です。
⭐️まとめ
・慢性炎症は自覚症状が少ないまま進行する炎症
・生活習慣病や老化の大きな原因となる
・脂肪組織は炎症性物質を分泌する
・炎症は筋肉減少と活動低下を引き起こす
・筋トレは抗炎症作用を持つマイオカインを分泌する
・運動は炎症の抑制と原因の除去の両方に効果的
・リハビリは予防として行うことが重要
◆ パーソナルジム心斎橋からのご提案
「最近なんとなく疲れやすい」
「運動しないといけないとは思っている」
それは、身体からのサインかもしれません。
パーソナルジム心斎橋では、理学療法士としての専門知識をもとに、炎症・代謝・機能改善まで含めたトレーニングをご提供しています。
症状が出てからではなく、今から身体を変えていきましょう。
一緒に効率的な体作りを進めていきましょう!☺️
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