筋肉による慢性炎症の予防
2026/06/01
筋肉による慢性炎症の予防
監修・著者
パーソナルジム心斎橋 理学療法士 志戸岡 大起
パーソナルジム心斎橋
前回記事:筋トレと見た目の若さの関係
こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️
近年、健康や老化の分野で非常に注目されている言葉があります。
それが慢性炎症です。
炎症というとケガや発熱をイメージする方が多いと思います。
しかし慢性炎症は少し違います。
身体の中で弱い炎症が長期間続いている状態であり、自覚症状が少ないため気付きにくい特徴があります。
実はこの慢性炎症が、肥満や糖尿病、動脈硬化、認知機能低下など様々な疾患と関係していることが分かってきています。
そして面白いことに、筋肉はこの慢性炎症を抑える役割を持つ可能性があるのです。
今回は筋肉と慢性炎症の関係について解説していきます。
⭐️まず昔は筋肉は身体を動かすだけの組織だと考えられていましたが、現在では違います。
筋肉はマイオカインという生理活性物質を分泌することが分かっています。
つまり筋肉は内分泌器官としても働いているのです。
筋トレや運動によって筋肉が収縮すると、様々なマイオカインが放出されます。
これらが全身へ良い影響を与える可能性が報告されています。
⭐️特に有名なのがIL-6という物質です。
IL-6は炎症を起こす物質として知られています。
しかし運動中に筋肉から分泌されるIL-6は少し役割が違い、抗炎症作用を持つ可能性が報告されています。
運動によって分泌されたIL-6は、TNF-αなどの炎症性サイトカインを抑制する働きがあると考えられています。
つまり筋肉を動かすことで身体の炎症環境改善へ繋がる可能性があるのです。
さらに筋トレには内臓脂肪を減らす効果も期待できます。
ここも非常に重要なポイントです。
実は脂肪組織は単なるエネルギーの貯蔵庫ではありません。
炎症性物質を分泌する組織としても知られています。
特に内臓脂肪が増えると慢性炎症が起こりやすくなると考えられています。
そのため脂肪量を減らすこと自体が炎症予防へ繋がるのです。
つまり筋トレは二重の意味で慢性炎症予防に役立つ可能性があります。
筋肉から抗炎症物質を出すこと。
そして体脂肪を減らすことです。
これが非常に大きいのです。
⭐️また慢性炎症は老化とも深く関係しています。
近年ではInflammaging(炎症性老化)という言葉もあります。
これは加齢に伴い慢性的な炎症状態が続く現象です。
老化の進行要因の一つとして考えられています。
筋トレを継続している人が若々しく見える理由の一つにも、この慢性炎症抑制が関与している可能性があります。
単純に筋肉があるからだけではないのです。
さらに筋トレによって抗酸化機能向上も期待されており、酸化ストレスは慢性炎症とも深く関係しています。
継続した運動は身体の抗酸化酵素活性を高める可能性が報告されています。
これも慢性炎症予防へ繋がると考えられています。
もちろん一度筋トレしただけで劇的に変わるわけではありません。
重要なのは継続です。
週1回でも良いです。
まずは続けること。
筋肉量を維持する。
身体を動かす。
その積み重ねが慢性炎症予防へ繋がります。
健康寿命を伸ばすためにも非常に重要な習慣です。
筋肉は見た目を良くするだけではありません。
身体の中から健康を守る臓器でもあるのです。
だからこそ筋トレは美容だけでなく、未来の健康への投資と言えるのです。
◆パーソナルジム心斎橋からのご案内
パーソナルジム心斎橋では、筋肉量向上だけではなく、慢性炎症予防や健康寿命を伸ばすことを目的としたパーソナルトレーニングも行っています。
体脂肪管理、筋力向上、運動習慣の定着まで含めて、一人ひとりの身体に合わせたサポートを大切にしています。
将来も健康的に動ける身体を維持したい方や、内側から若々しくなりたい方も、ぜひ一度ご相談ください☺️
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