ダイエット中に体が冷えるのはなぜ?
2026/05/07
ダイエット中に体が冷えるのはなぜ?炭水化物不足と代謝の深い関係
監修・著者
https://personalgymshinsaibashi.jp/
前回記事:ダイエットとテロメア
こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️
「ダイエットを始めて前より手足が冷える」
「疲れやすい」
「代謝が落ちた気がする」
そんな感覚を持ったことはありませんか?
実はこれ、かなり多い悩みです。
特に女性では非常に多く、食事制限を頑張っている人ほど起こりやすい傾向があります。
そして、その背景に隠れていることが多いのが「炭水化物不足」です。
最近では糖質制限ダイエットが有名になり、
「炭水化物は太る」
「糖質は悪いもの」
そんなイメージを持っている人も増えました。
もちろん、糖質を過剰に摂りすぎることは良くありません。
ですが、極端に減らしすぎることで、逆に代謝を落としてしまうケースがあります。
そして、その結果として起こりやすいのが「冷え」です。
⭐️人間の体は、常に熱を作りながら生きている
呼吸をする。
歩く。
筋肉を動かす。
脳を働かせる。
この全てでエネルギーが使われ、その過程で熱が発生しています。
つまり、人間は「熱を作ることで生命を維持している」んです。
そして、その熱産生に大きく関わるのが炭水化物です。
炭水化物を摂取すると、体の中でブドウ糖へ分解されます。
このブドウ糖は、細胞内にあるミトコンドリアでエネルギーへ変換されます。
その時、ATPというエネルギーが作られますが、同時に熱も発生します。
つまり炭水化物は、単なる「太る食べ物」ではなく、「体温を維持するための燃料」でもあるんです。
特に脳はブドウ糖を大量に消費します。
脳は体重の数%しかありませんが、全身エネルギー消費のかなり大きな割合を占めています。
そのため、炭水化物不足になると、集中力低下や倦怠感、眠気、疲労感などが起こりやすくなります。
さらに重要なのが「筋肉」との関係です。
筋肉は人体最大の発熱器官です。
実際、安静時でも筋肉はエネルギーを消費しています。
特に下半身の筋肉量が多い人ほど、基礎代謝が高く、冷えにくい傾向があります。
ですが、極端に炭水化物を減らすと、体は筋肉を分解し始めることがあります。
これは「糖新生」という仕組みが関係しています。
体は血糖値を維持しようとするため、筋肉中のアミノ酸を利用して糖を作ろうとすることがあります。
つまり炭水化物不足が続くことで、
筋肉量が低下し、代謝が下がり、熱産生が低下し、冷えやすくなる。
そんな流れが起こりやすくなるんです。
ここで大切なのは、「体重が落ちた=健康」ではないということです。
短期間で急激に痩せる人ほど、脂肪だけでなく筋肉や水分も大きく失っているケースがあります。
特に女性は男性より筋肉量が少ないため、冷えの影響を受けやすい傾向があります。
昔より寒がりになった。
冬がつらくなった。
手足が冷たい。
こういった状態の背景には、「代謝低下」が隠れていることも少なくありません。
さらに面白いのが、「食べること自体」にも熱を作る作用があることです。
これは「食事誘発性熱産生」と呼ばれています。
人間は食事をすると、消化吸収のためにエネルギーを使います。
つまり、食べるだけでもカロリー消費が起こるんです。
ですが、極端な食事制限をすると、この熱産生自体が減少します。
つまり「食べないダイエット」は、体温低下へ直結しやすいんです。
さらに人間の体は非常に賢いです。
エネルギー不足が続くと、体は「飢餓状態かもしれない」と判断します。
すると、省エネモードへ入ります。
代謝を下げる。
熱産生を減らす。
脂肪を温存する。
こういった方向へシフトしていきます。
つまり、頑張って食べないようにした結果、逆に痩せにくい体になるケースがあるんです。
特に、朝食を抜くことが多い人や、サラダだけで済ませる人、炭水化物を完全にカットしている人は注意が必要です。
もちろん短期間では体重が落ちるかもしれません。
ですがその代償として、冷えや疲労感、肌荒れ、便秘、リバウンドなどへ繋がるケースもあります。
さらに、低エネルギー状態はホルモンにも影響します。
特に甲状腺ホルモンは代謝に大きく関わっています。
この働きが低下すると、体温低下やむくみ、疲労感、代謝低下などが起こりやすくなります。
「ダイエットしているのにずっとだるい」
そんな状態の背景には、単なる気合不足ではなく、身体の生理学的反応が隠れていることもあるんです。
女性ではさらに、女性ホルモンへの影響も無視できません。
エネルギー不足が続くことで、冷えやむくみ、肌荒れ、PMS悪化などへ繋がるケースもあります。
つまり、極端な糖質制限は、単に痩せるテクニックではなく、全身へ影響を与える行為なんです。
では、炭水化物はどれくらい必要なのでしょうか?
ここはかなり誤解が多い部分です。
実際には、活動量によって必要量は変わります。
筋トレをしている人。
よく歩く人。
運動量が多い人。
こういった人が糖質を極端に減らすと、パフォーマンス低下が起こりやすくなります。
特に筋トレでは「筋グリコーゲン」が重要です。
筋グリコーゲンとは、筋肉内に蓄えられた糖質です。
これが不足すると、力が出にくくなったり、集中力が落ちたり、回復しにくくなったりします。
つまり、筋肉をつけたいのに炭水化物を極端に抜くというのは、かなり非効率になることがあります。
逆に適切に炭水化物を摂取すると、トレーニング効率向上や筋肉維持、代謝維持、熱産生維持へ繋がりやすくなります。
もちろん、何でも食べて良いわけではありません。
重要なのは「質」と「量」です。
白米や玄米、オートミール、さつまいもなどは比較的活用しやすい炭水化物です。
逆に、お菓子やジュースばかりになると、血糖変動が大きくなり、空腹感や疲労感へ繋がるケースもあります。
また、ダイエット中でも、朝やトレーニング前後に適度に炭水化物を入れることで、代謝維持や筋肉維持に繋がりやすくなります。
そして、冷えにくい体を作る上で非常に重要なのが「筋肉」です。
筋トレは見た目だけではありません。
筋肉量を維持し、代謝を守る意味でも非常に重要です。
特に下半身トレーニングは熱産生にも大きく関わります。
スクワットなどの種目は、大きな筋肉を使うため、代謝向上にも繋がりやすいです。
ダイエットというと、「どれだけ食べないか」に意識が向きやすいです。
ですが本当に重要なのは、「どう代謝を落とさず痩せるか」です。
体重だけを追いかけると、代謝も落ちます。
ですが、適切に食べ、筋肉を維持し、しっかり動くことで、体は大きく変わります。
そして実際、冷えにくい人ほど、活動量が高く、筋肉量が多い傾向があります。
つまり「冷えない体」は、「代謝が高い体」でもあるんです。
パーソナルジム心斎橋では、単なる体重減少ではなく、健康的に代謝を維持しながら痩せることを大切にしています。
無理な糖質制限ではなく、身体の仕組みを理解しながら、継続できるダイエットを一緒に作っていきましょう☺️
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