変形性股関節症に対する運動療法
2026/02/18
変形性股関節症に対する運動療法〜 手術を避けたいなら“運動療法は必須”な理由を科学的に解説
監修・著者
https://personalgymshinsaibashi.jp/
前回記事:末梢神経障害に対する運動療法
変形性股関節症(hip osteoarthritis; 股OA)は、股関節の軟骨がすり減ることで痛み・関節可動域の制限・歩行障害が進行する疾患です。
加齢・体重増加・姿勢不良などが累積して症状を悪化させ、進行すると日常生活の質が大きく低下します。
そしてこの疾患に対して、運動療法が“痛み軽減・機能改善”に有効であることは複数のエビデンスをもって支持されています。
一方で、適切な運動を行わなければ症状が進行しやすく、最終的に人工股関節置換術(THA)に至るリスクも高まります。
リハビリとしての“運動療法”は、手術を避けたい方こそ取り入れるべき基本戦略なのです。
📌 なぜ運動療法が“基本治療”か?~ エビデンスと国際ガイドライン
最新の臨床ガイドラインでは、運動療法は変形性股関節症に対する“主要な介入”と強く推奨されています。
股関節OAに対して、グレードA(高いエビデンスレベル)として運動療法が位置づけられており、週1~5回・数週間継続するプログラムで実施することが推奨されています。
複数のシステマティックレビューでも、筋力強化や有酸素運動を含む運動療法は、痛みや機能低下を改善し、日常生活動作を向上させることが示されてます。
📌 痛みと機能改善に運動療法は効果あり
臨床試験では、運動プログラムを継続した群では、
✔ 股関節痛が軽減
✔ 歩行能力が改善
✔ 日常生活動作が向上
という結果が複数報告されています。
また、
有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせたプログラムは、痛みの軽減・機能向上効果がより高かったという報告もあります。
📊 変形性股関節症の進行を遅らせる可能性
重要な点として 運動療法は疾患の“進行を遅らせる可能性”が示されていることです。
追跡研究では、保存治療として理学療法(含む運動療法)を行った患者で、人工股関節置換術に至るまでの期間が延長され、手術リスクが約44%低下したというデータもあります(股関節OAだけでなく下肢全般のOA研究)。
運動療法は症状の緩和だけでなく、手術回避にも寄与する可能性が示唆されています。
そのため、症状の進行・機能低下を遅らせ、生活の質を維持する」という“保存的な戦略”としての価値があります。
📌 どんな運動が効果的?〜 痛みと機能改善を狙う戦略
🔹 ① 筋力強化エクササイズ
股関節周囲の筋肉(大殿筋・中殿筋・大腿四頭筋・ハムストリングス)の強化は、関節の安定性・支持性を高め、痛みを軽減します。
また、これらの筋群が弱まると関節への負担が増し、症状が悪化しやすくなります。
🔹 ② 可動域(ROM)訓練
屈曲・伸展・外転・内旋といった股関節の自然な可動性を維持・改善することが重要です。
可動域の制限が進行すると正常な歩行が困難になり、歩行補償による二次的な痛みも生じやすくなります。
🔹 ③ 有酸素運動(低負荷)
水中ウォーキング・自転車エルゴメーター・スイミングなど、股関節への衝撃の少ない有酸素運動は、循環改善・筋機能の持久力向上に役立ち、痛み改善にも寄与します。
📌 “続けること”がポイント
運動療法は継続が成果につながる鍵であり、短期間だけで効果が消えるものではありません。
多くのガイドラインでは、数週間〜数ヶ月の継続を前提にプログラムを設計することが推奨されています。
また、理学療法士や専門家と連携して個別化されたプログラムを実施することで、安全性と効果を高めることができます。
📌 まとめ|運動療法は“保存的治療の軸”
✔ 変形性股関節症では、運動療法が痛み・機能改善に寄与するというエビデンスが蓄積されている。
✔ 国際ガイドラインでも、運動療法は“主要介入”として推奨されている。
✔ 適切な運動を継続することで、生活機能の維持・改善が期待できる。
✔ 長期的には人工股関節置換術への移行を遅らせる可能性も示唆されている。
つまり、変形性股関節症で手術を避けたいなら、運動療法は欠かせない戦略と言えます。
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