人工関節置換(TKA / THA)後も運動の継続が必須な理由
2026/01/10
― ただ痛みを取るだけじゃない、“動ける体”を取り戻すために ―
監修・著者:
https://personalgymshinsaibashi.jp/
前回記事:関節を守るために「なぜ筋肉が必要なのか」
主に下肢の人工関節置換術(TKA:膝 THA:股関節)は、
✔ 痛みの改善
✔ 日常動作の改善
✔ QOL(生活の質)の向上
を目的として行われる成功率の高い手術ですが、術後に運動を継続することがその効果を真に引き出す鍵です。
ここでは、
「術後の運動って本当に必要?」
「いつまで続けるべき?」
という疑問に対し、科学的根拠をもとに解説します。
① リハビリが終わっても運動は“終わりじゃない”
術後リハビリ(理学療法)は通常、術後数週〜数か月のプログラムとして行われます。しかし 関節自体の機能改善と日常生活動作の回復は異なります。
つまり、
✔ 歩けるようになった
✔ 痛みが軽い
という状態でも、運動をやめてしまうと再び機能低下に戻ってしまうことが分かっています。
実際、術後6か月〜1年で身体活動量(歩数や活動強度)は、手術前・後で改善が見られても、健常者と
比べてまだ低いままというエビデンスがあります。
これには術後の運動習慣の継続が鍵になります。
② 運動が残存筋力・運動機能を守る
人工関節術後に最も起きる変化は、筋力低下・機能低下です。
以下の研究では、THA後の股関節・膝周囲の筋力が6か月〜それ以降も術前より弱いままだったことが報告されています。
これは日常生活動作(立ち上がり、歩行、階段昇降など)に直結します。
運動(筋力トレーニングや歩行強化)は、こうした
筋力低下や機能低下を改善する上で継続的に取り組む
ことが極めて重要であることが示唆されています。
③ 身体活動量の増加は生活の質(QOL)にもつながる
人工関節術後に身体活動(ウォーキングや下肢筋力トレーニングなど)を継続している患者では、身体機能や健康関連QOLの改善がより高いという報告があります。
これは痛みの改善だけでなく、
✔ 日常動作の改善
✔ 疲れにくさの軽減
✔ 下肢全体の筋肉量アップ
など、長期的な健康づくりにつながるということです。
④ “運動自体の習慣化”が重要
術後すぐは理学療法士(PT)のサポート付きでリハビリを行いますが、退院後や終了後に“運動をやめてしまうこと”が多いという研究もあります。
これは
✔ 痛みがなくなる
✔ 日常生活が可能になる
✔ “もう大丈夫”と思って中断する
といった理由からです。
しかし、関節機能が安定しても運動習慣がないと、元の運動量には戻らない傾向があり、関節の健全な動きや筋力維持には継続した活動が欠かせません。
⑤ 継続する運動の具体的効果
継続的な運動がもたらす代表的な効果には次があります:
✔ 筋力とバランスの改善
✔ 日常動作(階段・立ち上がり・歩行)の安全性向上
✔ 体重管理と関節負荷の軽減
✔ 全身の心肺機能の維持・向上
これらは単に置換された関節の“機能改善”だけでなく、
全身の健康と転倒・転落予防、生活の質アップにもつながるという重要なエビデンスです。
まとめ|術後運動は“ゴールではなくスタート”
人工関節置換術(TKA・THA)は、痛みと機能障害を
劇的に改善する優れた手術ですが、その効果を持続
するための運動
・筋力・バランス・体力の維持向上
・日常活動量の向上によるQOL改善
を実現するには 術後リハビリ後も運動を継続することが必須です。
術後の運動習慣化は、
「痛みが取れたら終わり」ではなく、
“元の生活以上の暮らし”を目指す体づくりなのです。
まずは“継続できる運動プラン”を作ろう
パーソナルジム心斎橋では、
✔ 術後の関節機能・筋力評価
✔ 日常動作に直結する運動計画
✔ 痛みを避けつつ効果を出す運動指導
という観点から、運動プログラムを提案しています。
✔ 1人で運動するのはまだ不安
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