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プレドニンで筋力が落ちるのはなぜ?

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プレドニンで筋力が落ちるのはなぜ?

プレドニンで筋力が落ちるのはなぜ?

2026/04/01

プレドニンで筋力が落ちるのはなぜ?理学療法士が解説するステロイド筋症とは?

 

監修・著者

パーソナルジム心斎橋 理学療法士 志戸岡 大起

https://personalgymshinsaibashi.jp/

 

前回記事:なぜ筋肉がないと関節が痛くなるのか?

 

こんにちは!

パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️

「プレドニンを飲み始めてから、なんとなく力が入りにくい」

「階段がしんどくなった気がする」

 

こういった声は、臨床現場でも非常によく聞きます。

 

プレドニン(一般名:プレドニゾロン)は、炎症を抑える非常に有効な薬ですが、その一方で「筋力低下」という副作用が起こることがあります。

 

結論から言うと、これは単なる体力低下ではなく、“薬理学的に引き起こされる筋肉の変化”です。

 

今日は「なぜプレドニンで筋力が低下するのか?」そして「どう対処すべきか」を、生理学的な視点からエビデンスベースで解説していきます。

 

 

⭐️プレドニンとは?

まず理解しておくべきなのは、プレドニンが「糖質コルチコイド」であるという点です。

 

これは体内のコルチゾールと似た働きを持つホルモンであり、炎症抑制や免疫抑制といった作用があります。

 

しかし同時に、「異化作用(分解作用)」も持っています。

つまり、身体の組織を分解してエネルギーを作り出す方向に働きます。

 

ここが筋肉にとって大きな問題です。

 

 

⭐️筋肉の特性

筋肉は常に「合成」と「分解」のバランスで維持されています。

 

通常はトレーニングや栄養によって合成が優位になり、筋肉が維持・増加します。

 

しかしプレドニンの影響下では、筋タンパクの分解が促進され、合成が抑制されます。

 

この結果、筋肉量が減少し、筋力低下が起こります。

⭐️損傷を受けやすい筋繊維

特に影響を受けやすいのが「速筋線維(Type II)」です。

 

速筋線維は筋力発揮に重要な役割を持っていますが、ステロイドの影響を受けやすく、選択的に萎縮しやすいことが知られています。

 

そのため、プレドニンによる筋力低下は「瞬発力やパワーの低下」として現れやすいです。

 

例えば、立ち上がりや階段昇降がしんどくなるのは、この影響が大きいです。

 

 

⭐️インスリン抵抗性の増加

プレドニンは血糖値を上昇させる作用があり、インスリンの働きを低下させます。

 

これにより、筋肉への糖の取り込みが悪くなり、エネルギー利用効率が低下します。

 

結果として、筋肉が“使えない状態”になり、さらに筋力低下が進行します。

 

 

⭐️ミトコンドリア機能の低下

ステロイドは筋細胞内のミトコンドリア機能を低下させる可能性があり、これによりエネルギー産生能力が落ちます。

 

つまり、「筋肉はあるけど力が出ない」という状態が起こります。

⭐️廃用(不活動)

プレドニンを使用している方は、基礎疾患の影響や体調不良により活動量が低下していることが多いです。

 

この状態が続くと、筋肉はさらに萎縮します。

 

つまり、薬の影響と不活動が重なり、筋力低下が加速するという悪循環が起こります。

 

 

⭐️ステロイド筋症

これはステロイド使用によって引き起こされる筋力低下の総称で、特に近位筋(大腿・臀部・肩周囲)に顕著に現れます。

 

そのため、「腕は動くけど立ち上がれない」といった特徴的な症状が見られることもあります。

 

 

⭐️どうすればこの筋力低下を防げるのか?

答えはシンプルで、「適切な運動療法」です。

 

筋肉は使わなければ確実に落ちます。

逆に言えば、適切な刺激を与えれば、ある程度は維持・改善が可能です。

 

特にレジスタンストレーニング(筋トレ)は、筋タンパク合成を促進し、分解とのバランスを改善します。

⭐️栄養管理も重要

十分なタンパク質摂取は、筋肉の維持に不可欠です。

 

さらに、ビタミンDや抗炎症作用を持つ栄養素も、筋機能の維持に関与します。

 

 

⭐️注意点

無理な運動は逆効果になる可能性があります。

 

基礎疾患や体調に応じて、負荷を適切に調整することが重要です。

ここに理学療法士の役割があります。

 

 

⭐️結論

プレドニンによる筋力低下は避けられない部分もありますが、「何もしない」か「適切に対処するか」で結果は大きく変わります。

 

筋肉は薬に負けるだけの存在ではありません。

適切な刺激と環境があれば、しっかり応えてくれます。

 

 

⭐️まとめ

・プレドニンは筋タンパク分解を促進する

・速筋線維が選択的に萎縮しやすい

・インスリン抵抗性により筋エネルギー利用が低下

・ミトコンドリア機能低下も関与する

・運動療法と栄養管理が最も重要

 

 

◆ パーソナルジム心斎橋からのご提案

「薬を使っているから仕方ない」そう思っていませんか?

 

確かに影響はありますが、“対策次第で変えられる部分”も多くあります。

 

パーソナルジム心斎橋では、理学療法士が身体状態を評価し、安全に筋力を維持・改善するプログラムを提供しています。

 

ただ鍛えるのではなく、健康的な日常生活を送るために頑張りましょう!

一緒に健康的な運動習慣を作っていきましょう!☺️

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