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なぜ息切れが起こるのか?

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なぜ息切れが起こるのか?

なぜ息切れが起こるのか?

2026/03/30

なぜ息切れが起こるのか?“息切れの正体”と改善アプローチ

 

監修・著者

パーソナルジム心斎橋 理学療法士 志戸岡 大起

https://personalgymshinsaibashi.jp/

 

前回記事:いわゆる「虚弱(フレイル)」に対する運動療法の効果

 

こんにちは!

パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️

「少し動いただけで息が上がる」

「階段でゼーハーしてしまう」

 

こういった“息切れ”の悩み、実は非常に多いです。

 

そして多くの方が、「体力が落ちたから」と一言で片付けてしまいます。

ですが、結論から言うと、息切れは単純な問題ではありません。

 

呼吸、循環、筋肉、さらには心理的要因まで含めた“全身のシステムの問題”です。

 

今日はこの「息切れの要因」を、エビデンスベースかつ生理学的視点から解説していきます。

 

 

⭐️息切れ

まず前提として、息切れ(dyspnea)は“主観的な感覚”です。

 

つまり、「酸素が足りない状態」だけでなく、「呼吸が苦しいと感じる状態」も含まれます。

 

ここが非常に重要なポイントです。

 

同じ運動強度でも、息切れを強く感じる人とそうでない人がいるのは、この“主観性”が関係しています。

 

 

⭐️なぜ息切れが起こるのか?

これを理解するために重要なのが「酸素供給と酸素需要のバランス」です。

 

運動時には筋肉が酸素を必要とします。

 

この酸素は、呼吸(肺)、循環(心臓・血液)、そして筋肉によって運ばれ、利用されます。

 

このどこかに問題があると、酸素供給が不足し、息切れとして感じられます。

⭐️ワッサーマンの歯車

ここで有名なのが「ワッサーマンの歯車(Wasserman gear)」という考え方です。

 

これは、呼吸・循環・代謝が歯車のように連動して働くという概念です。

 

どれか一つの歯車がうまく回らなくなると、全体のパフォーマンスが低下します。

 

つまり息切れの原因は、“一つではなく複数の要因が絡んでいる”ことが多いのです。

 

 

⭐️具体的な要因

①「呼吸機能の問題」です。

肺の機能が低下すると、酸素を十分に取り込むことができません。

 

代表的なものとしてはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などがありますが、そこまでいかなくても、呼吸筋の弱化や胸郭の可動性低下でも換気効率は落ちます。

 

特に現代人は猫背姿勢が多く、胸郭の動きが制限されているケースが非常に多いです。

これだけでも息切れは起こります。

 

②「循環機能の問題」です。

心臓のポンプ機能が低下すると、筋肉へ十分な血液を送ることができません。

 

結果として酸素供給が不足し、息切れが生じます。

 

また、血液中のヘモグロビンが少ない(貧血)場合も、酸素運搬能力が低下するため同様の症状が出ます。

 

③「筋肉の問題」です。

ここが意外と見落とされがちですが、非常に重要です。

 

筋肉のミトコンドリア機能が低下していると、酸素をうまく利用できません。

つまり、「酸素は届いているのに使えない」という状態です。

 

運動習慣がない人や、長期間活動量が低下している人では、この状態が起こりやすくなります。

これがいわゆる“デコンディショニング(廃用症候群)”です。

⭐️換気効率

これはCPX(心肺運動負荷試験)でも評価される指標で、VE/VCO₂といったパラメータが使われます。

 

簡単に言えば、「どれだけ効率よく呼吸できているか」です。

 

効率が悪いと、必要以上に呼吸をしないといけなくなり、それが息切れとして感じられます。

 

 

⭐️その他の要因

また、「心理的要因」も無視できません。

 

不安やストレスがあると、呼吸は浅く速くなります。

これにより過換気状態となり、息苦しさが増します。

 

実際に、同じ身体状態でも心理的な状態によって息切れの感じ方が変わることが知られています。

⭐️息切れの要因

ここまでをまとめると、息切れは単なる「肺の問題」だけだはありません。

 

呼吸、循環、筋肉、心理といった複数の要因が絡み合って起こる“多因子現象”です。

だからこそ、「とりあえず運動する」だけでは改善しないケースもあります。

 

 

⭐️どうすれば改善できる?

答えはシンプルで、「それぞれの要因に対して適切にアプローチすること」です。

 

呼吸機能には呼吸筋トレーニングや姿勢改善、循環機能には有酸素運動、筋肉にはレジスタンストレーニング。

 

そして心理的要因にはリラクゼーションや段階的な運動導入。

これらを組み合わせることで、息切れは改善していきます。

 

 

⭐️運動療法

運動を継続することで、心肺機能が向上し、筋肉の酸素利用能力が改善され、結果として同じ運動でも息切れを感じにくくなります。

 

これは多くの研究でも証明されています。

 

つまり、「息切れがあるから動かない」ではなく、「息切れがあるからこそ適切に動く」が正解です。

 

 

⭐️まとめ

・息切れは主観的な感覚であり多因子で起こる

・呼吸・循環・筋肉のどこに問題があっても発生する

・ワッサーマンの歯車のように相互に影響する

・デコンディショニングでも息切れは起こる

・運動療法が最も有効な改善手段

 

 

パーソナルジム心斎橋からのご提案

「最近息切れしやすくなった」

それは単なる体力低下ではなく、身体からのサインかもしれません。

 

パーソナルジム心斎橋では、理学療法士が呼吸・姿勢・筋力を評価し、息切れの原因に合わせた運動プログラムを提供しています。

 

ただ鍛えるだけでなく、「動ける身体」を取り戻す。

これが私たちの役割です。

 

完全個室マンツーマンの環境で、安心して運動を始めてみませんか?

一緒に健康的な運動習慣を作っていきましょう!☺️

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