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術後合併症と体力の関係

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術後合併症と体力の関係

術後合併症と体力の関係

2026/02/07

術後合併症と体力の関係|リハビリ視点で考える「元気な体は手術後のリスクを下げる」

 

監修・著者

パーソナルジム心斎橋 理学療法士志戸岡 大起

https://personalgymshinsaibashi.jp/

 

前回記事:慢性痛と運動療法

「手術後の合併症ってなに?」

「手術後の回復が不安」

 

このような不安や疑問は、手術を控えた方や手術後のリハビリに取り組む方にとってとても大切なテーマです。

これは大掛かりな美容整形の術後も当てはまります

 

結論から言うと、術後の合併症リスクと回復速度は、術前・術後の体力と密接に関係しています。

 

体力が高いほど合併症の発生率が低く、回復がスムーズであることが複数の研究で示されています。

 

そこでこの記事では、

✔ 体力と術後の合併症の関係

✔ 生理学的背景

✔ エビデンスに基づいた視点

✔ 具体的なリハビリ戦略

を解説します。

 

 

そもそも術後合併症って何?

 

まず理解しておきたいのは「合併症」とは何かという点です。

 

合併症とは、手術そのものとは直接関係のない不測の体調変化や病態のことです。

 

例えば…

✔ 感染

✔ 肺炎

✔ 深部静脈血栓症(DVT)

✔ 肺血栓塞栓症(PE)

✔ 創部治癒不全

✔ 心血管系イベント

などが含まれ、手術後のリスクとして最も注意されるものです。

 

 

術後合併症が起こる仕組み

 

術後合併症は、体が手術のストレスに十分に耐えられないときに起きます。

 

手術は生体にとって大きな物理的・代謝的負荷であり、体力・免疫機能・循環機能・呼吸機能などが問われます。

 

重要なのは、術後のストレスを乗り越える力 = 体力(フィジカルリザーブ)です。

この力が弱いと、術後にさまざまな合併症が生じやすくなります。

体力が合併症に“影響する”とは?

 

ここでいう「体力」とは、

✔ 筋力

✔ 持久力

✔ 呼吸機能

✔ 心臓循環機能

✔ 代謝力

を総合した身体機能の総称です。

 

これが高いほど…

✔ 全身の酸素運搬がスムーズ

✔ 免疫・炎症応答が適切

✔ 回復反応(創傷治癒など)が正常

✔ 合併症に対する抵抗力が高い

という状態になります。

 

つまり、身体機能が高いほど「術後にストレスを受けても体が潰れにくい」ということです。

 

 

エビデンスが示す術後合併症と体力の関係

 

複数の臨床研究で、以下の傾向が見られています:

 

✔ 術前の体力(筋力・歩行能力・肺活量など)が高い人は術後合併症が少ない

✔ 術前のフィジカルリザーブが豊富だと術後の入院期間が短くなる

✔ 運動耐容能が高いと感染や呼吸合併症のリスクが低くなる

といった結果が報告されています。

 

これは、単に「元気だから」というだけでなく、生理学的に体がストレスに強い状態にあるということを意味しています。

 

 

筋力・体力と術後ストレスの関係(生理学的解説)

 

① 筋肉は“代謝の貯え”

 

筋肉は単なる「動くための装置」ではなく、

✔ グルコースの貯蔵・利用

✔ 酸素消費

✔ エネルギー代謝

に関与しています。

 

体力が高いほど、

術後に必要なエネルギーをスムーズに供給できるため、

✔ 炎症反応をコントロール

✔ 組織の修復

✔ 自律神経の安定

が起こりやすくなります。

 

 

② 呼吸機能が合併症予防に直結

 

術後に多い合併症である肺炎・無気肺 は、肺活量や呼吸筋力が低い人に起こりやすいものです。

 

呼吸筋は体力と呼吸パターンの中で働き、

これが弱いと術後に…

・十分な換気ができない

・痰が出しにくい

・肺への酸素供給が低下

という状態になり、肺合併症のリスクが高まります。

 

運動(特に呼吸筋周りの筋トレ)を持つ人は、このリスクが低いことが複数の研究で示されています。

③ 免疫・炎症応答の強さ

 

体力が高い人は、

✔ 酸化ストレスへの耐性

✔ 炎症性サイトカインの調整

✔ 白血球・ナチュラルキラー細胞の機能

といった免疫反応が比較的正常に働きやすいという傾向があります。

 

これは術後に感染を起こしにくくし、正常な創傷治癒を促進する役割があります。

 

 

リハビリとしてできる“術前・術後の体力強化”

 

ここからは実践です。

 

術後合併症リスクを下げるためには、

✔ 術前の体力増強

✔ 術後の機能回復

をセットで考えることが重要です。

 

① 術前運動療法(プレハビリ)

✔ 有酸素運動(ウォーキング・バイク)

✔ 筋力トレーニング(体幹・下肢)

✔ 呼吸筋トレーニング(腹式・横隔膜)

を術前に行うことで、

 

術後の合併症リスクの低減や回復の加速につながるという報告があります。

 

 

② 術後早期離床・段階的運動

手術後は、長時間の安静は合併症リスクを上げます。

 

早期離床(できるだけ早く起きて動くこと)は、

✔ 筋力低下の抑制

✔ 血栓リスクの低下

✔ 呼吸機能改善

✔ 代謝リズムの正常化

につながります。

 

これは、複数の臨床ガイドラインでも推奨されています。

よくある誤解:「安静=回復が早い」

 

これは大きな誤解です。

 

確かに痛みや重度の侵襲直後は慎重な管理が必要ですが、長期安静は筋力低下を加速し、合併症リスクを高めるということが科学的に示されています。

 

現代の術後管理では、

「安静」ではなく適切な負荷で動くという戦略が重要です。

 

 

まとめ|術後合併症と体力の関係

 

✔ 体力は術後ストレス耐性の鍵

✔ 呼吸機能・筋力・免疫力が合併症に影響

✔ 術前・術後の運動がリスクを下げ回復を促す

✔ 安静だけでは回復は進まない

 

術後合併症は、術前からの準備 + 早期の機能回復という流れで予防・改善していくことがエビデンスからも示されています。

 

 

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