慢性腎臓病(CKD)に対する運動療法の効果
2026/01/24
「慢性腎臓病(CKD)」は
進行すると腎機能低下だけでなく、
✔ 筋力低下
✔ 体力・呼吸機能低下
✔ 廃用性低栄養
など、日常生活の質(QOL)を下げる合併症リスクが高まります。
かつては安静が重視された時代もありましたが、最新の研究では“運動療法がCKD患者の健康維持・機能改善に役立つ”というエビデンスが蓄積されつつあります。
実際に、運動は体力や筋力だけでなく、心肺機能・血圧・生活の質にも好影響を与えることが複数の研究で示されています。
① 運動はCKD患者の身体機能を改善する
慢性腎臓病患者における運動療法についてのメタアナリシスでも、定期的な運動トレーニングは身体機能(歩行能力・体力・筋力)や健康関連の生活の質を改善する効果が示されています。
これは透析が必要な患者、保存期の慢性腎臓病(CKD)患者、腎移植後の患者のいずれにおいても認められました。
さらに単独の研究でも、運動療法が筋持久力と生活の質(HRQOL)に有意な改善をもたらすことが報告されています。
② 有酸素運動は腎機能に好影響
最近の研究では、定期的な有酸素運動は推定糸球体濾過率(eGFR)を改善し得る可能性が示されています。
特に30分程度の歩行やランニングなどは、eGFR値や血清クレアチニン値に改善効果を示す傾向が観察されています。
他のメタアナリシスでも、運動が血圧・BMI・血糖・脂質などの代謝パラメータにも良い傾向を示すと報告されており、腎機能保全と心血管リスク低減の両面での効果が期待されます。
③ レジスタンス(筋力)運動はサルコペニア予防に有効
CKD患者は筋力低下が進みやすく、特に透析中の長時間安静による筋肉減少(サルコペニア)は重要な課題です。
運動療法には レジスタンストレーニング(抵抗運動) を組み入れることで、筋力や筋持久力の改善が期待されます。
これは筋肉量を維持・増加させるだけでなく、日常生活動作(歩行・立ち上がり)の改善や転倒予防にも寄与するとされています。
④ 心肺機能と全身健康の改善
慢性腎臓病は心血管疾患との関連が深く、運動療法は心肺機能の向上に寄与するという報告もあります。
これは運動耐容能(VO2max)や心機能の改善につながるとされ、全身健康の改善・死亡リスク低下にも関連する可能性が示唆されています。
⑤ 運動の「安全性」と専門的指導の重要性
CKD患者の運動には、腎機能レベル・心血管合併症・透析状態など個人差が大きく、安全な運動処方が必要です。
研究でも、適切に調整された運動(中等度強度・持続時間・頻度)が安全に実施でき、かつ効果を生むことが示されています。
また、運動はただ“やれば良い”ものではなく、個々の体力・合併症リスク・生活状況に合わせた調整が重要です。
理学療法士は評価スキルと運動処方能力を備えており、安全かつ効果的な運動プログラムの設計と調整が可能です(この点は慢性疾患全般のリハビリでも重要視されています)。
まとめ|CKDにおける運動療法の価値
✔ 運動療法は慢性腎臓病患者の身体機能・歩行能力・QOLを改善するというデータがある。
✔ 有酸素運動はeGFRや心血管リスク因子に良い影響を示すことが報告されている。
✔ レジスタンス運動は筋力低下や機能低下の予防に有効である可能性がある。
✔ 運動は安全に行う必要があり、個別評価と調整が重要である。
慢性腎臓病の治療は薬物療法や食事療法だけではなく、適切な運動療法と生活全体を統合することで効果が高まるという考え方が現在のリハビリテーションの主流になりつつあります。
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