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「死神の歩行速度」とは何か?

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「死神の歩行速度」とは何か?

「死神の歩行速度」とは何か?

2026/01/17

― 歩行速度の低下が示す身体機能の衰えと生命予後 ―

 

監修・著者:

パーソナルジム心斎橋 理学療法士 志戸岡 大起

https://personalgymshinsaibashi.jp/

 

前回記事:投球障害に対するウエイトトレーニングの効果

「歩くのが遅くなった」

「最近、歩行に時間がかかる」

 

こうした“日常のちょっとした変化”は、

単なる年齢のせいだけではありません。

 

「死神の歩行速度」は、70歳以上の男性を対象とした研究で、

平均約3km/h(約0.82m/秒)と推定され

時速約5km(1.36m/秒)以上で歩けば

死神から逃げ切れるという健康寿命と関連付けた面白い研究結果があります。

 

これはあくまで冗談めかした研究で、死神は比喩ですが、実際の高齢者の歩行速度が寿命と相関があることを示すものです。

 

歩行速度は身体機能と健康状態の総合的な指標として、「未来の生命予後(寿命や健康 longevity)」と強い関連があることが、膨大な研究で示されています。

歩行速度

🧠 歩行速度はただの“移動”ではない

 

歩行速度(Gait Speed)は、

✔ 筋力

✔ バランス

✔ 心肺機能

✔ 神経・脳機能

など全身の機能が複合して表れる「生体システムの出力」です。

 

歩く速さは身体全体の“健康状態の集約指標なのです。

🧪 歩行速度が遅いと生命予後が悪化する根拠

 

① 歩行速度と死亡リスク

複数の大規模研究が、歩行速度と死亡(all-cause mortality)との関連性を示しています。

 

系統的レビューでは、 歩行速度が遅いほど死亡リスクが高い という一貫した証拠があります。

 

また別のメタ解析では、歩行速度が0.1 m/s 速くなるごとに死亡リスクが低下するという結果もあります。

 

これは歩行速度を測るだけで健康状態の将来予測に役立つ可能性を示しています。

 

② 心血管疾患や全原因死亡との関連

歩行速度の低下は、心血管疾患(心臓病・脳卒中)による死亡リスクの上昇とも関連することが示されています。

 

フランスの追跡研究では、歩行速度が遅い高齢者は心血管疾患による死亡リスクが約3倍にもなるという結果も報告されています。

 

③ 歩行速度と障害(要介護)の関連

日本のコホート研究でも、歩行速度が安定している人ほど

✔ 生活動作(ADL)障害の発生が少ない

✔ 死亡率が低い

という関連が認められています。

 

これらは単なる関連ではなく、身体機能の低下が累積していく過程を歩行速度が反映しているという解釈が支持されています。

歩行速度と生命予後

🦵 なぜ歩行速度が低下するのか?

 

① 筋力低下

歩行は主に脚の大きな筋肉群(大腿四頭筋・ハムストリングス・臀筋など)が支えています。

年齢とともに筋力が低下すると、

✔ 歩幅が狭くなる

✔ 歩行が遅くなる

✔ 転倒リスクが増える

という悪循環に陥ります。

 

加齢や不活動による筋力低下(サルコペニア)は、歩行速度低下と深く関わることが示されています。

 

② 心肺機能低下

歩行は全身を使う活動です。心肺機能の低下があると、

✔ 息が上がりやすい

✔ 長く歩けない

✔ スピードが出ない

という具合に歩行速度が低下します。

 

③ 神経・バランス機能

歩くという動作は単に足を前に出すだけでなく、バランス・姿勢制御・神経の協調が必要です。

これらが弱くなると安定した歩行ができず、歩行速度が低下します。

メカニズム

🧠 歩行速度は“歳のせい”だけじゃない

 

たとえば UK Biobank 研究では、

✔ 速く歩く人は死亡リスクが低い

✔ 歩行速度が遅い人は死亡リスクが高い

という関連が確認されました。

 

この研究は

BMI・性別・喫煙・飲酒・運動量 なども調整したうえでの結果です。

つまり「歩行速度自体が健康リスク指標」とみなせるエビデンスです。

🛠 歩行速度を改善するには?

 

歩行速度をただ計測するだけでなく、

✔ 筋力トレーニング

✔ 心肺機能向上(有酸素運動)

✔ バランス・体幹強化

を組み合わせることが大切です。

 

実際に、トレーニングと並行した運動介入は

✔ 歩行能力向上

✔ 日常生活での自立性維持

にも効果があるというエビデンスが多数あります。

まとめ|歩行速度は“生きる力”そのもの

 

📌 歩行速度が低い人は、

 ・全死因死亡のリスクが高い

 ・心血管疾患による死亡リスクも上昇

 ・障害発生率が高くなる

という関連が確かな研究で示されています。

 

📌 歩行速度は

 ・筋力

 ・心肺機能

 ・バランス

 ・神経制御

の統合機能を反映する総合的な健康指標です。

 

📌 “遅い歩行速度=健康リスク” ではなく

 → “歩行速度を改善する=将来の健康を守る”

という考え方が大切です

あなたの歩行をサポートします

 

パーソナルジム心斎橋では、

✔ 筋力・身体機能評価

✔ 個別運動プログラム設計

✔ バランス・心肺機能向上メニュー

✔ 日常生活への運動習慣定着サポート

など、身体機能改善につながる総合的な支援を提供しています。

 

✔ 「歩くのが遅くなった」

✔ 「最近疲れやすい」

✔ 「将来の健康が不安」

という方は、ぜひ 無料カウンセリングへ!

あなたの“生きる力” を一緒に守りましょう。

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