保険リハビリ後の“運動療法継続”が難しい理由と、科学的対策
2025/12/31
「リハビリは頑張ったのに、終了後に体の調子が戻ってしまった…」
「運動を続けたいけど、結局元に戻ってしまう…」
こんな悩みはありませんか?
保険診療下のリハビリは、目標達成と離脱防止に優れていますが、終了すると継続が途切れる人が多いという課題があります。
今回は、その原因と「続ける仕組み」の作り方を、
エビデンス(論文)をもとにわかりやすく解説します。
リハビリ終了後、急に運動が続かないのはなぜ?
日本老年学会の報告でも、介入終了後に活動量が低下する傾向が指摘されています。これは、リハビリが「期間限定の治療」になっているからです。
✔ 指導された期間は頑張る
✔ 終わると日常にもどる
✔ 自分で継続するのは難しい
このサイクルが多くの方に共通しています。
理由①|目的と“日常生活のギャップ”
保険診療でのリハビリテーション治療は「痛みの改善」「歩行能力の改善」など基本的動作能力の獲得などに
を目標に設計されています。
しかし、受動的なリハビリテーションだけでは、リハビリテーション治療終了後に運動習慣の獲得ができてない
ため運動の継続が難しくなっています。
理由②|“自分でやる”ための動機付けが弱い
行動科学では、運動継続には以下が重要とされています:
✔ 目標が明確
✔ 意味が日常生活につながる
✔ フィードバックがある
✔ 習慣化の仕組みがある
しかしリハビリではこのうち
**「意味の再定義」「習慣化支援」**が抜け落ちやすいのです。
エビデンス|リハビリ後の活動量は低下する
海外の研究では、リハビリ終了後3〜6ヶ月以内に活動量が大きく落ちるという報告があります。
Taylor NF, et al.
What is the effect of a structured exercise programme on physical activity after discharge from inpatient rehabilitation?
Physical Therapy. 2012.
この研究では、リハビリ後に個人で運動を続けた人はごく少数であり、介入終了後の継続サポートが鍵であることが示されています。
理由③|フィードバックがない
リハビリでは専門職が毎回評価・修正しますが、終了後は自己管理になります。
これにより、進歩が分からない何が正解かわからない途中で不安になるという現象が起きます。
なぜ“自己流”運動は挫折しやすいのか?
リハビリ後は、患者自身が
✔ 正しい負荷
✔ 正しいフォーム
✔ 正しい回数・強度
を自分で決めなければなりません。
これは、運動の最適負荷がわからない=効果を感じにくいということになります。
解決策|継続を可能にする仕組みとは?
① 行動目標を「日常生活」と結びつける
「痛みが減る」だけでなく
✔ 階段が楽になる
✔ 庭仕事が続けられる
✔ 旅行を楽しみたい
といった生活の価値に結びつけることが行動継続に重要です。
② フィードバックを取り入れる
研究でも、フィードバックと評価があると運動継続が高まるという報告があります。
Marcus BH, et al.
Efficacy of an individualized, motivationally-tailored physical activity intervention
Ann Behav Med. 2000.
これは、「できた」「進んでいる」という感覚が続く最大の要因です。
③ 習慣化の仕組みを作る
運動を習慣化するためには、
✔ やる時間を固定する
✔ トリガーを設定する
✔ 小さな成功体験を積む
こうした行動設計が必要です。
パーソナルジム心斎橋が提供する“継続できる運動プログラム”
当ジムでは、
✔ 一人ひとりの生活背景を踏まえたプログラム
✔ 専門的評価 → 計画 → 実行 → フィードバック
✔ 継続を支える環境とコミュニケーション
を重視しています。
ただ痩せる・筋肉をつけるだけではなく、「その後も自分で続けられる体と習慣」をつくることがゴールです。
まとめ|リハビリ後に運動が続かない本当の理由
リハビリは治療中心 → 継続には価値の再定義が必要
自分でやるには動機付け・評価・習慣化が不可欠
科学的にも、介入後の継続戦略が成功のカギ
まずは“続けられる体づくり”を
パーソナルジム心斎橋では、あなたの“その先”まで見据えた運動プログラムを提案します。
✔ 保険リハビリ後の不安
✔ 継続した運動習慣が作れない
✔ 自分に合った運動量がわからない
そんな方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
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パーソナルジム心斎橋
住所 : 大阪府大阪市中央区南船場3丁目1−16
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電話番号 : 070-9144-8124
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