二日酔いではなぜ力が出ないのか?
2026/03/30
二日酔いではなぜ力が出ないのか?筋トレパフォーマンス低下の科学的理由
監修・著者
https://personalgymshinsaibashi.jp/
前回記事:筋肉がシワを減らす理由とは?
こんにちは!
パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡 大起です☺️
「昨日飲みすぎて、今日は全然力が入らない…」
「ベンチプレスいつもより10kg重く感じる…」
トレーニングしている方なら一度は経験あるのではないでしょうか。
二日酔いの日のトレーニングは、明らかにパフォーマンスが落ちます。
これは気のせいでも根性の問題でもなく、明確な生理学的理由があります。
今日は「なぜ二日酔いだと力が出ないのか?」を、エビデンスベースで徹底的に解説していきます。
⭐️アルコールの作用
まず大前提として、アルコールは“神経系・代謝・水分バランス”すべてに影響を与えます。
つまり筋トレパフォーマンスに関わる要素を、ほぼ全方向から邪魔してくる存在です。
最初に理解すべきは「脱水」です。
アルコールには利尿作用があり、摂取すると抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌が抑制されます。
その結果、体内の水分がどんどん排出され、脱水状態になります。
筋肉は約70%が水分で構成されています。
この水分が不足すると、筋収縮の効率が低下し、パワー発揮能力が落ちます。
さらに血液量も減少するため、酸素や栄養の運搬効率も低下し、持久力も落ちます。
つまり、「そもそも筋肉がまともに動ける状態じゃない」ということです。
⭐️エネルギー代謝
次に重要なのが「エネルギー代謝の乱れ」です。
アルコールは肝臓で代謝されますが、このとき最優先で処理されます。
つまり、身体は“アルコール処理を最優先”にしてしまい、本来行われるべきエネルギー代謝が後回しになります。
その結果、糖新生(血糖を作る機能)が抑制され、血糖値が低下しやすくなります。
筋トレにおいて血糖は重要なエネルギー源です。
これが不足すると、筋肉に十分なエネルギーが供給されず、力が出なくなります。
いわゆる「ガス欠状態」です。
⭐️神経系
さらに「神経系への影響」も見逃せません。
アルコールは中枢神経抑制作用を持っています。
つまり、脳から筋肉への指令伝達が鈍くなります。
筋トレにおいて重要なのは、筋肉そのものだけでなく“神経系の出力”です。
例えば最大筋力の発揮には、運動単位の動員効率や発火頻度が大きく関わります。
しかしアルコールの影響下では、この神経伝達が遅れたり弱くなったりするため、結果として筋力発揮が低下します。
⭐️その他の要因
加えて「炎症と回復阻害」も重要な要素です。
アルコールは体内でアセトアルデヒドという有害物質に変換されます。
この物質は炎症反応を引き起こし、身体にストレスを与えます。
さらに、アルコールは筋タンパク合成を抑制することも知られています。
トレーニング後の回復や筋肥大にとって重要なmTOR経路の働きを阻害する可能性が示唆されています。
つまり、二日酔い状態でのトレーニングは「力が出ないだけでなく、回復も遅らせる」という二重のデメリットがあります。
⭐️睡眠
そして見落とされがちなのが「睡眠の質」です。
アルコールを飲むと一見眠りやすくなりますが、実際には睡眠の質は低下します。
特に深い睡眠(ノンレム睡眠)が減少し、回復に必要な成長ホルモンの分泌も低下します。
結果として、身体は十分に回復していない状態で翌日を迎えます。
これもパフォーマンス低下の大きな原因です。
⭐️二日酔い
ここまで整理すると、二日酔いで力が出ない理由は単一ではありません。
脱水、エネルギー不足、神経伝達低下、炎症、睡眠不足。
これらが複合的に重なり、「最悪のコンディション」を作り出しています。
むしろ、この状態でトレーニングをしてもパフォーマンスが出ないのは当然です。
⭐️解決策
では、二日酔いの日にトレーニングはするべきか?
結論としては、“基本的にはおすすめしません”。
特に高重量トレーニングは怪我のリスクも高まります。
神経系が鈍っている状態ではフォームも崩れやすく、関節や筋肉への負担が増えます。
どうしても動きたい場合は、軽めの有酸素運動やストレッチ程度に留めるのが現実的です。
⭐️アルコールとどう向き合う?
また、筋トレの成果を最大化したいのであれば、アルコールとの付き合い方も重要です。
完全にやめる必要はありませんが、「トレーニング前後は控える」「頻度をコントロールする」といった工夫が必要です。
身体は正直です。
良いコンディションでトレーニングすれば結果は出るし、悪いコンディションでは結果は出ません。
このシンプルな原則を理解しておくことが重要です。
⭐️まとめ
・アルコールは脱水を引き起こし筋収縮効率を低下させる
・糖新生抑制によりエネルギー不足(ガス欠状態)になる
・中枢神経抑制により筋出力が低下する
・炎症や筋タンパク合成抑制で回復が遅れる
・睡眠の質低下によりコンディションが悪化する
◆ パーソナルジム心斎橋からのご提案
「トレーニングしているのに成果が出ない」
その原因は、トレーニング以外の“生活習慣”にあることも少なくありません。
パーソナルジム心斎橋では、トレーニングだけでなく、睡眠・栄養・生活習慣まで含めたトータルサポートを行っています。
ただ鍛えるだけではなく、「結果を出すための環境」を整える。
これが本当のパーソナルトレーニングです。
最短で身体を変えたい方、ぜひ一度ご相談ください!
一緒に効率の良い体作りを頑張っていきましょう☺️
----------------------------------------------------------------------
パーソナルジム心斎橋
住所 : 大阪府大阪市中央区南船場3丁目1−16
日宝ラッキービル4階8号
電話番号 : 070-9144-8124
心斎橋で筋トレするなら
----------------------------------------------------------------------

