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筋トレで分泌される「ホルモン」の力とは?

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筋トレで分泌される「ホルモン」の力とは?

筋トレで分泌される「ホルモン」の力とは?

2026/03/13

筋トレで分泌される「ホルモン」の力とは?マイオカインが身体を変える理由

 

監修・著者

パーソナルジム心斎橋 理学療法士 志戸岡 大起

https://personalgymshinsaibashi.jp/

 

前回記事:マイオカインの効果とは?

こんにちは!

パーソナルジム心斎橋 理学療法士の志戸岡大起です😊

 

筋トレをすると筋肉が大きくなる、脂肪が燃えやすくなる、健康になる。

このような話を聞いたことがある人は多いと思います。

 

しかし実は、筋トレの効果は「筋肉が増える」という単純なものではありません。

 

近年の研究では、筋肉は単なる運動器ではなく、身体最大の内分泌器官(ホルモンを分泌する臓器)であることがわかってきました。

 

筋肉が収縮すると、体内ではさまざまなホルモンが分泌されます。

その代表が マイオカイン(Myokine) と呼ばれる物質です。

 

マイオカインとは、筋肉が収縮した際に分泌される生理活性物質であり、脂肪燃焼、糖代謝改善、炎症抑制、脳機能改善など、全身に影響を与えることが分かっています。

 

つまり筋トレは単なる「筋肉トレーニング」ではなく、身体全体のホルモン環境を改善する行為でもあるのです。

 

今回は、筋トレによって分泌されるマイオカインの中でも特に研究が進んでいるホルモンについて、エビデンスをもとに解説していきます。

 

 

⭐️マイオカインとは何か

マイオカインという概念が広く知られるようになったのは、2000年代に入ってからです。

 

デンマークの研究者であるPedersenらの研究によって、筋肉は運動時にさまざまなサイトカインを分泌し、それが全身の臓器に影響することが示されました。

 

筋肉が収縮すると

・脂肪組織

・肝臓

・膵臓

・脳

・免疫系

などにシグナルが送られます。

 

この作用によって

・脂肪分解

・糖代謝改善

・炎症抑制

・神経保護

などの効果が起こると考えられています。

 

つまり筋トレとは、身体のホルモンネットワークを活性化する刺激でもあるのです。

⭐️IL-6(インターロイキン6)

最も研究が進んでいるマイオカインが IL-6(インターロイキン6) です。

 

IL-6は本来、炎症反応に関わるサイトカインとして知られていましたが、運動時に筋肉から分泌されるIL-6は、炎症とは逆の作用を持つことが分かっています。

 

筋トレや有酸素運動を行うと、筋肉からIL-6が分泌され、以下のような作用を示します。

 

⭐︎脂肪組織に働きかけ、脂肪分解を促進します。

⭐︎肝臓で糖新生を促し、血糖値の安定に関与します。

 

また、IL-6は抗炎症作用を持つサイトカイン(IL-10など)の分泌を促進するため、慢性炎症を抑える働きもあります。

 

慢性炎症は

・糖尿病

・動脈硬化

・肥満

など多くの生活習慣病に関わるため、IL-6の作用は健康維持において重要とされています。

 

運動によるIL-6分泌は、安静時の100倍近くまで増加することも報告されています。

 

 

⭐️イリシン(Irisin)

次に注目されているマイオカインが イリシン です。

 

イリシンは2012年に発見された比較的新しいホルモンで、筋肉が収縮することで分泌されます。

 

このホルモンの最大の特徴は、白色脂肪を褐色脂肪化させる作用です。

 

脂肪には

・白色脂肪

・褐色脂肪

という2種類があります。

 

白色脂肪はエネルギーを蓄える脂肪ですが、褐色脂肪はエネルギーを熱として消費する脂肪です。

 

イリシンは白色脂肪を「ベージュ脂肪」に変化させ、脂肪を燃えやすい状態にすると考えられています。

 

つまり筋トレは

・脂肪を減らす

・脂肪を燃えやすくする

という二重の効果を持っている可能性があります。

⭐️BDNF(脳由来神経栄養因子)

マイオカインは筋肉だけでなく、脳にも影響を与えます。

 

その代表が BDNF(Brain Derived Neurotrophic Factor) です。

 

BDNFは神経細胞の成長や修復に関わるタンパク質であり、脳に大きく関与しています。

 

筋トレや運動を行うことでBDNFの分泌が増加し

・記憶力向上

・認知機能改善

・うつ症状改善

などの効果が報告されています。

 

またBDNFはエネルギー代謝にも関与しており、食欲調整や脂肪代謝にも影響する可能性があります。

 

つまり筋トレは、身体だけでなく脳の健康にも大きく貢献するのです。

 

 

⭐️IL-15(インターロイキン15)

IL-15も筋トレによって分泌されるマイオカインの一つです。

 

IL-15は特に筋肥大と脂肪減少に関与するホルモンとして知られています。

 

研究ではIL-15の分泌量が高い人ほど

・体脂肪が少ない

・筋肉量が多い

傾向があることが報告されています。

 

IL-15は脂肪細胞に直接働きかけ、脂肪蓄積を抑制すると考えられています。

 

そのため筋トレは単に筋肉を増やすだけでなく、脂肪を増えにくくするホルモン環境を作るとされています。

 

 

⭐️マイオスタチン(Myostatin)

筋肉のホルモンを語る上で欠かせないのが マイオスタチン です。

 

マイオスタチンは筋肉の成長を抑えるホルモンです。

 

つまり

・マイオスタチンが多い→ 筋肉が増えに

・マイオスタチンが少ない→ 筋肉が増えやすい

という関係があります。

 

興味深いことに、筋トレを行うとマイオスタチンの発現が低下することが報告されています。

 

つまり筋トレは

・筋肉を成長させるホルモンを増やし

・筋肉を抑制するホルモンを減らす

という二重のメカニズムで筋肥大を促しているのです。

⭐️筋トレはホルモン治療に近い効果を持つ

ここまで解説してきたように、筋肉は運動によって多くのホルモンを分泌します。

 

これらのマイオカインは

・脂肪組織

・肝臓

・脳

・免疫

・血管

などに働きかけ、全身の健康に影響します。

 

そのため最近ではExercise is Medicine(運動は薬である)という概念が広く提唱されています。

 

つまり筋トレとは、身体のホルモン環境を改善し、健康状態を整える最も強力な生活習慣の一つなのです。

 

 

⭐️⭐️まとめ⭐️⭐️

 

・筋肉はホルモンを分泌する内分泌器官

・マイオカインは全身の臓器に影響する

・IL-6は脂肪燃焼と抗炎症作用を持つ

・イリシンは脂肪を燃えやすくする

・BDNFは脳機能を改善する

・IL-15は脂肪減少と筋肥大に関与する

・マイオスタチンは筋肉成長を抑制するホルモン

 

 

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パーソナルジム心斎橋では、理学療法士の視点から身体の状態を評価しながらトレーニング指導を行っています。

 

ダイエットや筋トレは単に体重を落とすことではありません。

・体脂肪率

・筋肉量

・姿勢

を整えることで、見た目は大きく変わります。

 

「健康的に痩せたい」

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そんな方はぜひ一度、パーソナルジム心斎橋へご相談ください😊

 

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