急激なダイエットで筋肉が落ちると、なぜ体は老けて見えるのか?
2025/12/30
若い頃と同じダイエットなのに、なぜ体型が崩れる?
若い頃は、食事を減らせば体重は落ちる見た目も引き締まるそう感じていた方は多いのではないでしょうか。
ところが30代・40代になってから、同じように食事量を減らすストイックなダイエットをすると、
体重は落ちたのに「締まりがない」痩せたのに疲れて見えるお腹や腰回りは残るのに、腕や脚だけ細くなる
こうした違和感を覚える方が急増します。
当ジムでも
「頑張っているのに体型が良くならない」
「むしろ老けた気がする」
というご相談を多くいただきます。
実はその原因の多くは、
**“急激なダイエットによる筋肉量の低下”**にあります。
筋肉は「体型の土台」である
筋肉は単に「動くための組織」ではありません。
・姿勢を支える
・皮膚や脂肪を正しい位置で保つ
・基礎代謝を維持する
いわば体型と若々しさの土台です。ところが、
摂取カロリーを急激に減らすダイエットを行うと、
体は次のように反応します。
急激なダイエットで体内に起こること
① エネルギー不足による筋分解の亢進
体は生命維持を最優先します。エネルギーが不足すると、脂肪・筋肉の両方を分解してエネルギーを作ります。
特に筋肉は
**「分解しやすい貯蔵エネルギー」**であるため、
急激なダイエットでは真っ先に削られます。
▶ エビデンス
カロリー制限のみの減量では、体重減少の約25〜30%が筋肉量であることが報告されています。
Weiss EP et al.Weight loss and muscle mass
Am J Clin Nutr. 2007
② 筋肉量低下 → 基礎代謝の低下
筋肉量が減ると、何もしていなくても消費されるエネルギー(基礎代謝)が低下します。
その結果、同じ食事量でも太りやすくなる
リバウンドしやすい脂肪が「落ちにくい体」になる
という悪循環に入ります。
③ 見た目年齢が一気に上がる理由
筋肉が減ると、皮膚を内側から支えられなくなる
姿勢が崩れる(猫背・骨盤後傾)
体のラインにメリハリがなくなる
体重は軽くなっているのに、引き締まった印象が消えてしまうのです。これが「痩せたのに老けて見える」
最大の理由です。
ストイックな人ほど陥りやすい落とし穴
真面目で努力家な方ほど、
食事を削りすぎる 有酸素運動をやりすぎる
回復(睡眠・栄養)を軽視する傾向があります。
しかし、30代以降の体では
「頑張り=結果」ではなくなります。
では、筋肉を守りながら痩せるには?
重要なのは「減量スピード」
研究では、週0.5%以内の体重減少が筋肉量を保ちやすいとされています。
Garthe I et al.
Effect of two different weight-loss rates on body compositionInt J Sport Nutr Exerc Metab. 2011
筋肉を守る3つの条件
・適切な負荷の筋力トレーニング
・十分なタンパク質摂取
・回復(睡眠・ストレス管理)
この3つが揃って初めて、
「若々しく引き締まった減量」が成立します。
パーソナルジム心斎橋が大切にしていること
当ジムでは、体重だけを目標にしない年齢・生活習慣・回復力を考慮無理な食事制限を行わないという方針でサポートしています。
筋肉を削るダイエットではなく、筋肉を守りながら体脂肪を落とす。
それが、30代以降でも「若く見える体」を作る唯一の方法だからです。
まとめ|急激なダイエットは、体型の老化を早める
急激なダイエット → 筋肉量低下
筋肉量低下 → 基礎代謝低下・見た目年齢UP
頑張りすぎるほど逆効果になることもある
体型改善は、短期決戦ではなく、長期視点が重要です。
「今まで自己流で頑張ってきたけど、
なぜか結果が出ない」そんな方こそ、
一度体の状態を正しく評価することから始めてみませんか。
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パーソナルジム心斎橋
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